僕の仕事は『はけ口』
徴収
僕の仕事は、基本的に地域の人からは好かれない、お金を頂くことに関する仕事です。
この部署は今年で3年目に突入していますが、やはり地域の人、とりわけお金を支払う義務があるにも関わらず、それをしない人とのやりとりは高確率で揉めます。
そうなると、こちらは「いかに払わせるか」。向こうは「いかに払わないか」の交渉が始まります。似た言葉だけど、僕は『折衝』という言葉をよく使います。
上手くぼかして書けないけど、向こうの言い分としては「そのカードを持つことで使える権利を行使していないんだから、払う義務は生じない!」というのを感情たっぷりにぶつけてきます。
本質はそうではなく「そのカードを持っていることで既に支払い義務は生じている」が法的に正しいのです。
怒りをぶつけまくる人は、最終的にまあ気前よく払ったりします。
人間の怒りはせいぜい10分保てばいいほう。
ただいくら仕事だからと割りきったところで、デリケートな人がこの部署に来ると、街に買い物に行けなくなったり、心を病んでしまう人もいるようですね。そらそうですね。
今週の一冊
- 作者: ロジャーフィッシャー,ウィリアムユーリー,金山宣夫,浅井和子
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 1989/12/19
- メディア: 文庫
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そんな(かなり)つらい交渉を上手く乗り切るためには、ある程度の口の上手さは必要です。ということでこの本をチョイス。
届いたら感想を後ほど。
というか、他の本も読んだら書評ブログとしてもここを活用してみようか。
たしかそういう目的も当初はあったような…
今日の鬼まんじゅう
相変わらずかわいい(でしょ?)。言わずもがな、このあと泣きます。ギャン泣きです。